1949-09-12 第5回国会 衆議院 運輸委員会 第28号
それが全部鉄道の方へ行つておる、一方営業炭においても、荷動きがそう活発でないということからいたしまして、汽船の方も非常に荷物待ちの船が出ておるというような状況でございます。
それが全部鉄道の方へ行つておる、一方営業炭においても、荷動きがそう活発でないということからいたしまして、汽船の方も非常に荷物待ちの船が出ておるというような状況でございます。
殊に北海道のごときは港頭分の荷物が十分でないために、こういう滯船をして荷物待ちをいたさねばならんという実態にあるのでございます。これは石炭船におきまする統計でございまするが、かよう実態をなくいたしますことに努めなければならんと考えまして、釧路港におきまする浚渫も一時も早くいたさなければならん。
ところが實際の港における石炭の積み取ります状況を見ますと、どうも十分と申せない成績でございまして、例へば小樽におきまする六月の石炭に對する配船は、營業炭で、つまり石炭配給公團、一般炭の方で二十五隻、延八萬七千四百八十三トンを石炭のために配船いたしておりますが、これに對しまして荷物待ちをいたしました日數が、この八萬七千四百八十三トンの船に對しまして、平均四日一分五厘ということになつております。
もし只今の數字を以て見ますと、例えば港頭に貯炭が十分積んでございまして、小樽なり室蘭の機械荷役をいたします場合には、假りに荷物待ちがなく、荷役が半分ですむといたしますと、例えば小樽だけでも大體一萬トン級の船と五千トン級の船を一ケ月間遊ばしているという數字になります。